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2015年統計、2015年中に新たに発生した新種ウイルスの割合は
CheckPointのセキュリティ被害を報道しているニュースマガジンのTHREAT INTELLIGENCE REPORTより張られていたリンクを見ていると1/31と少し古いですが、面白い統計が有りました。
スペインを中心とするセキュリティ製品メーカーのPanda Sesurity調べのレポートでは、以下のように書かれています。
2015年は、世間の攻撃回数が3億400万回と、最も多い年だった。
(もうずっと毎年更新されているような気がしますが)
8400万の新種のマルウェアサンプルが2015年中に見つけられて、これらは、今まで見つかったウイルスのうちの27.63%である。
ものすごい増加率です。
1年で1/4以上新しいウイルスが出来てきていると言う事です。
”昔のウイルス対策ソフトが仕組み上、効果がない”
というのはこの新しいウイルスが次々と出てきてしまうところに有ります。
【昔のウイルス対策】
・誰かが攻撃される
・攻撃したファイル(ウイルス)を検体として回収する
・ファイルを解析して、定義ファイル(シグネチャファイル・ワクチンファイル)を作る
・セキュリティ製品のメーカーが自社の製品に配信する
と言う流れでした。
そうすると、新種のウイルスは、対策製品の利用者に対策ファイルが行き渡るまでに都度最初からこの手順をたどって行く事になりその間、感染者はどんどん膨れあがります。
【現代の必要なウイルス対策】
・誰かが攻撃され・・・ようとするところを、
”動きが怪しいな”と事前に検知してとりあえず止める
・感染している状態であるかはわからないけれども・・・
変なデータが送られてそうな気がするので、止める
・なんだか攻撃されているような気がする・・ので
自動的にこの攻撃パターンをセキュリティ製品のメーカーのサーバへ情報送信しよう
・ファイルを解析して、新しいウイルスだと判断。定義ファイルを配信する
ということで、未知のウイルスにも対応が出来るようなものでないとまともにウイルスを止めることが出来ないようになってきています。
今使っている、ウイルス対策やセキュリティ機器は最新のセキュリティ対策が常時出来ているのでしょうか。
間もなく、CheckPoint 600と併売される新シリーズCheckPoint 700シリーズが出てきます。
基本機能は同じですが、詳しい製品紹介ページを作成中です。